雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
★★★☆☆ 3.5
ディヴィス:ギレンホール 夫 妻に死なれてサイコパスのようになっていく主人公
あらすじ
デイヴィスは、突然の交通事故で妻を亡くした金融マン。そんな平凡人デイヴィスを戸惑わせたのは、妻が死んだのに悲しくもなんともないこと。ショック状態のせいかそもそも愛情が消え失せていたのか本人にもわからない。わからないものは一度バラバラにしてみればわかるかも知れないと、デイヴィスは取り憑かれたようになんでもかんでもバラバラにし始める。亡き妻との思い出の品も二人で暮らしたマイホームも文字通り「破壊・解体」していくのだ。
まず、タイトルがいい
もはやタイトルで60%引っ張られていくレベル
これだけで涙出るレベル
愛はたしかにありました
おろそかに、していたけれど。
私の苦手なギレンホール先生なんですが
相変わらず表情が(いい意味で)怖い
サイコパス感がぬぐえない
役としても。破壊と分解を繰り返して何かを取り戻そうとしていく姿は
ちょっと狂気じみている
周りから見たらこれ絶対やばい人やんてレベルの行動
その中で、どんどん出てくる
つらい真実
自分の子供ではない妊娠
謎の車がずっと尾行してくる件
それでも彼はずっと誰も責めない
それはある意味興味がないから・・・ではない
最後にお墓に花を添えに来たのは
衝突した車の男だった
正直、ものすごく感動するわけでもない
カレンとその子供と絆を育んでいく姿もとてもいいけど
悲しみ方は人それぞれで
娘の死を悲しむ義父の姿とディヴィスの姿が対比するように
わかりやすく悲しみが見えてよかったな
ギレンホール先生は基本一人いれば
映画が成り立ってしまうからすごい存在だ